私が担当している仕事は、原子力発電所の安全性を解析するソフトに関する業務で、システムエンジニアとして働いています。
解析ソフトを用いることで、原子力発電所で発生するあらゆる事故に対して、その発生頻度と発生した場合の影響を割り出し、安全性を評価します。
幾重にも張り巡らされている安全装置を正確に運用するために欠かせないもので、これにより示される基準値は、原子力発電所の再稼働の検討にも用いられています。
大きな機器内の弁や遮断機といった一つひとつについて解析を行うためリストは大量になり、装置が起動しなかった場合の次の安全対策についても検証していくため、膨大な作業が必要になります。
原子力発電という、極めてデリケートな分野ではありますが、日本のエネルギー問題を考えると、より安全に稼働できるようになることは非常に重要なことですし、
稼働を止めたままにするとしても誰かがやらなければいけない絶対に必要な業務なので、仕事を通して社会貢献ができていることはやりがいに繋がっています。