ITER計画への参加事業
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About ITER
ITERとは
ITER(イーター)計画は、人類初の核融合実験炉実現を目的としたプロジェクトです。日本・欧州連合(EU)・ロシア・米国・韓国・中国・インドの国際協力により、2034年の研究運転を目指して推進されています。

ITERの目標
ITERの目標の一つは、トカマク型磁気閉じ込め方式を採用した核融合により、入力の10倍以上の出力(50MVの入力に対して500MVの出力)を実現させることです。それにより、未来の核融合発電につながる技術を実証し、核融合エネルギーの平和的利用実現に貢献します。

組織
ITER機構は2006年、計画参加国間の合意によって設立されたITER計画推進のための国際組織です。ITER機構の本部はフランス、サン・ポール・レ・デュランスに所在し、約1000名の機構職員が働いています。 また、ITER計画に参加している各国にはITERの国内機関(Domestic Agency、DA)と呼ばれる組織があります。我が国においては国立研究開発法人・量子科学技術研究開発機構(以下、QST)が国内機関として指定されており、国内における機器の調達や人材募集の窓口となっています。
マイナビEdgeの関わり
・日本国分担分のITER機器の開発・制作
・人材募集や国内物資調達の窓口

マイナビEdgeでは、ITERの日本国内機関であるQSTと契約し、1992年以来20年以上にわたって量研機構との技術協力を続けて参りました。
現在では40名以上のマイナビEdge社の技術者がQST組織の那珂フュージョン科学技術研究所で勤務しています。

ITERの核融合炉を構成する機器のうち、日本国が製作を担当しているソレノイドコイル、高周波加熱装置、遠隔保守装置(保守ロボット)などの設計や品質保証業務にマイナビEdgeの技術者が貢献しています。また、フランスに所在するITER機構の職員を志望する方の応募書類作成や面接の支援なども行っています。
歴史と展望
ITER計画は1985年11月、ジュネーヴで開催されたサミットで平和目的のための核融合開発について米露が協力を合意したことから始まりました。以下に、これまでの歴史と将来の展望をご紹介します。


建設開始



1985年
サミットでの米露合意

2006年
ITER計画参加国の合意に基づき
ITER機構の設立が決定
2007年
ITER機構の発足

2010年
ITERプラント建設開始

2020年
中央トカマク建屋建設完了(予定)
2034年
研究運転開始(Start of Research Operation)
2039年
運転切り替え(重水素・三重水素を使用して本格的な運転)
©ITER Organization, https://www.iter.org/